燃えるサウンドが欲しい。

Posted by 373 @05:07


最近の海外の新人バンドや新譜はちょっと前に比べて質が全体的に高くなってるような気がします。
特に毎週新譜を聴いていても、ほとんどが十分聴けるサウンドだ。
しかしながら個人的にはそのバンドやアーティストの音楽なら何でも聴きたいとか、海外にまでライヴを観に行きたい!
と思うくらいの衝撃的な新人バンドが今年1年は無かったような気がする。
よくよく考えてみると僕らは音楽が好きで音楽を聴いているのだが、音楽+αが欲しいのかもしれない。
それはいわゆるカリスマ度だったり、スキャンダラスな話題だったり、ビックリさせてくれるような、
またその音を鳴らしている人間に興味を持つような自分が燃えるようなサウンドを求めているのかも。
なのでライヴに行くのにちょっと足踏みしてしまう自分がいる。
うーん、贅沢な悩みかなあ。

そこでココ最近の心に響いた1枚は「EMBRACE - Gravity」です。
当たり前の様に新人では無いのだがこの新曲を聴いた時には、何故か涙がチョチョ切れそうになった。
COLDPLAYのクリスがEMBRACEに提供した曲だ。イントロのピアノは正しくCOLDPLAYそのもの。
歌が入るとあの独特のEMBRACEダニーの声が響いてくる。サビまで行かなくてもAメロで泣ける。
この両バンドのイイ所を両方押さえた名曲である。
この曲を聴いているとインディー時代に一緒に彼等がツアーをしていた事や、COLDPLAYが最初デビュー時に
日本であんまり人気が出ない事を「俺等なんで日本ではイマイチ人気でないんだろうね(笑)」と笑っていた事や、
EMBRACEの初来日時のガラガラのライヴなどを思い出す。
そんな苦労をしつつも現役でバリバリやって、こうして素晴らしい曲を届けてくれた事を嬉しく思ったりなんかもします。
この曲を聴いて彼等が現役でいる限りは、俺も現役でバリバリやろうと元気づけられたのでした。

あ、ちなみにこないだ書いた「あわ玉みかん味」の当り券ですが、交換したらまた当ってしまった。おー、コワ。