THE DEER TRACKS

バイオグラフィー
彼等は北欧で既に別々のバンドで成功を収めたデビッド・レーンベルグとエリン・リンドフォースによる男女デュオ。2007年にザ・ディア・トラックスとして活動を始める。彼等のサウンドの特徴はここ数年のエレクトロ系のアーティストに見られるネガティヴなイメージが全くない事だ。電子音にアナログな生楽器を使用する事により、冷ややかになりがちなサウンドから脱却する事に成功した。美しく透き通るような繊細さと心の奥底の感情に染み込む様に広がる叙情の旋律が見事に織り成した彼等のサウンドは北欧の美しい幻想的な世界観を音で奏でる正に「サウンドアート」と言っていいだろう。2010年3月にはE.P 『エッゲグルンド』とデビューアルバム『オーロラ』をカップリングした日本盤のみの豪華全16曲収録の2枚組スペシャル・エディションにて、アルバムをリリース。4月には「INTO YOUR DREAM TOUR」と題した東名阪ツアーを同郷スウェーデンのポップバンド、ザ・レディオ・デプトとアメリカのシューゲイザーバンド、フリーティング・ジョイズと共に敢行。映像とサウンドがリンクした彼等のライヴに酔いしれるファンが続出。また、ここ数年のライヴ不況の中、東京公演はソールドアウトし、入場規制がかかる程の成功を収めた。11月には三部作の第一作目となるミニアルバム『ジ・アーチャー・トリロジー・パートワン』、続けて翌年8月には第二作目にあたるフルアルバム『ジ・アーチャー・トリロジー・パートツー』をリリース。11年11月にはアメリカのSSW、ハー・スペース・ホリデイと共に「INTO YOUR DREAM 2011」にて2度目となる来日を果たし、前回よりも成長した素晴らしいライヴで多くのファンを魅了した。今作はレコーディングにより時間を費やし、彼等独自のサウンドが色濃く反映された、三部作の最後を飾る集大成とも言うべき新作フルアルバムとなる。

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