Vinyl Junkie Recordings

スロウダイヴ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのフィードバック・ノイズなサウンドに引かれた彼等は男女混合ボーカル、メロディアスでドリーミーなエクスペリメンタル・ギタートラックが調和することによって生じる世界観に拘り、1995年にドイツのドレスデンに近い町で同じ学校に通っていたメンバー3人によってバンドを結成する。地元のドイツのレーベルよりデビューアルバム「Not Here - Not Now」を2000年にリリース。翌年にセカンドアルバム「Outerbeats」もリリース。2002年にはボーカル&ギターのDaniela Neuhaeuserが加入。この頃よりCDではよりドリーミーなサウンドを作り上げる一方で、ライブでは映像を取り入れ、ノイジーなギターが強調されたよりロックなサウンドに変化していく。それまでドイツ本国を中心に活動していた彼等だったが、アメリカ、カナダ等でもツアーを行うようになり、徐々に世界各国のシューゲイザーファンに支持される様になる。2005年には3rdアルバム「The Third Face」をリリース、翌年にはアメリカの名門シューゲイザー／ドリームポップレーベル「CLAIRECORDS」からデビューアルバム「Not Here - Not Now」をリイシュー。2007年にポーティスヘッドのゲオフ・バロウ主催のレーベル「INVADA」からリリースされたコンピレーションアルバム「The Secret Garden Vol.1」に参加。ニューゲイズ；ザ・ニュー・ウェーヴ・オブ・シューゲイズと称されるこのコンピレーションアルバムには「カイト」「ウルリッヒ・シュナウス」「フリーティング・ジョイズ」等の次世代を担うアーティスト等も参加。2008年にはアメリカとオーストラリアでリリースされたコンピレーションアルバムにも参加し、活動の拠点を広げていった。そして2009年、DIYでライブイベントを主催し、「スワーヴドライヴァー」「チャプターハウス」「ソニックブーム」等の大御所バンドから「アソビ・セクス」「カイト」「ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート」といったニューゲイザーバンド迄、幅広くサポートし続けるUKの新鋭レーベル「CLUB AC30」と契約。今作はシューゲイズで耽美なサウンドが更に進化を遂げ、エレクトロニカ、ポストロックなテイストも存分に取り入れた彼等の集大成的なアルバムに仕上がっている。