収録曲:
01. RIVALS
02. THE BOY I LEFT BEHIND
03. DANCEHALL DECEIT
04. I SHOULD HAVE LOVED YOU MORE
05. A FUTURE APART
06. DIVIDED
07. RED MIST
08. NEVER GOOD ENOUGH
09. GOOD TIMING
10. THE BIGGEST MISTAKE
11. SEEING YOU AGAIN
12. THE HYPOCRITE
13. NEVER SAID A PRAYER (JAPAN BONUS TRACK)
14. I SHOULD HAVE LOVED YOU MORE (2008 VERSION) (JAPAN BONUS TRACK)
15. ANOTHER FIGHT (JAPAN BONUS TRACK)
セオレティカル・ガールは英国リゾート地として有名なサウスエンドオンシー出身の、エイミー・ターニッジによるプロジェクト。「ゴシック・ポップ・ジーニアス(英音楽誌NME)」と絶賛される彼女は、マルチトラックレコーダーによって制作されたバックトラックと自身の奏でるギターによってたった一人で楽曲制作、パフォーマンス(時にはジ・イクエイションズという彼女専属のバックバンドと共にライブを行う)を行っている。60'S ガールズ・グループからニューヨークの伝説的バンドESG、ツイー・ポップの代表レーベルSARAH RECORDSなどからの影響を公言する彼女のサウンドは、クラシカルでシンプルなポップソングでありつつも、ダークな展開とエレクトロミュージックのエッセンスを兼ね備え、今までには考えられなかった独特のセンスが光る。それは、シングル『IT'S ALL TO MUCH』、『レッド・ミスト』のリリース後、即座に『DIGITAL PENETRATION』、『FUTURE LOVE SONGS』というイギリスの当時アンダーグラウンド寄りなインディ・ロックでありつつも後の方向性を決定付けていった2作のコンピレーションに、クラクソンズ、クリスタル・キャッスルズ、ジーズ・ニュー・ピューリタンズ、ニュー・ヤング・ポニー・クラブ、カット・コピーら後にブレイクを果たしたアーティスト陣と共に収録されていたことを鑑みれば、明らかなことだろう。イギリスを始めとしたドイツ、フランス、イタリアを股にかけたヘッドラインツアーは全てソールドアウト、マキシモ・パーク、シットディスコ、メトリックらと共にツアーを行いオーディエンスに強く印象付け、2009年はSXSW、グランストンベリー・フェスティバルにも出演を果たしている。当然、リリースには英メジャー、インディから多くのオファーが舞い込んだが、XL RECORDINGS(レディオヘッド、シガー・ロス、ザ・ホワイト・ストライプス、ヴァンパイア・ウィークエンド、フレンドリー・ファイアーズ)傘下のレーベルSALVIAより『ザ・ヒポクリット』、『アナザー・ファイト』と2枚のシングルを立て続けにリリース。更に、デビューアルバムはハウス・ミュージック界隈の新星ANDY CHATTERLYをプロデューサーに起用し、MEMPHIS INDUSTRIES(ザ・ゴー!・チーム、ザ・ピペッツ)からのリリースが決定している。ツイー・ポップの枠を飛び越えたフューチャー・ポップ・アーティスト、セオレティカル・ガールから今、目が離せない!