バイオグラフィー
これまでに世界中で1200万枚以上アルバムセールス記録を持ち、20年間オルタナティブ・ロックを代表するバンドとして名を上げる『プラシーボ』。イギリスがブリット・ポップで飽和状態だった1996年、彼等は一風変わった中性的な魅力を持ったバンドとしてイギリスの音楽シーンに登場。デビュー・シングル "Bruise Pristine"から1年後となる1996年、彼等のキャリアを決定づけたデビューセルフタイトルアルバム『プラシーボ』をリリース。2年後の1998年、当時スタジアムはラウド・ロック・バンドで溢れていたが、中毒性のある彼等の魅力は一つの光だった。マリリン・マンソンやデヴィッド・ボウイと交友を持ち、またグラム・ロック映画『ベルベット・ゴールドマイン』に出演を果たす。同年にリリースしたダークで魅惑的な2ndアルバム『ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング』は100万枚以上のセールスを記録。同作にはTop5チャート入りしたシングル『ピュア・モーニング』や 『エヴリー・ユー・エヴリー・ミー』が収録された。またアルバムのキャンペーンでは、ブリット・アワードにてデヴィッド・ボウイと共に『20センチュリー・ボーイ』を演奏し話題となった。2000年、エレクトロ・パンク・ポップ調の3rdアルバム『ブラック・マーケット・ミュージック』をリリース。同作に収録された『テイスト・イン・メン』『スレイヴ・トゥ・ザ・ウェイジ』『スペシャル K』は世界中でトップ20チャート入り。また、同年フジロック・フェスティバルに出演、2001年には来日単独東阪公演を行う。2003年、4thアルバムとなる『スリーピング・ウィズ・ゴースツ』をリリース。16カ国にてトップ20チャート入りを果たす。2006年にリリースされた5thアルバム『メッズ』は世界中で110万枚以上のセールスを記録。そしてドイツのでフェスティバル”Rock Am Ring”でヘッドライナーを務める。これは彼等のキャリアにとって、グローバルなフェスティバルでヘッドラインを務める存在であるということを決定づける大きな出来事となった。2009年、6thアルバム『バトル・フォー・ザ・サン』をリリース。同作はヨーロッパのビルボード・チャートにて2週に渡り1位の座を射止め、10カ国にてチャート1位を達成、20カ国でトップ5入りを果たす。同年のMTVヨーロピアン・ミュージック・アワードではベスト・オルタナティブ・アワードを受賞。2009年にサマーソニック出演。2010年3月には単独来日東名阪公演。2013年、7thアルバム『ラウド・ライク・ラヴ』をリリース。オーストラリア・南米・北米・ヨーロッパ・アジアとトータル100万人以上の観客の前でライヴをした。そしてデビュー20周年記念となる2016年、常にファンを魅了してきた彼等の軌跡が詰まったベストアルバム『ア・プレイス・フォー・アス・トゥ・ドリーム』の発売が決定。日本盤のみ2010年に行われた赤坂ブリッツでのライヴ音源を収録したボーナスディスク含む3枚組となり、今作から公開されている新曲”Jesus Son”は公開後2週間程で既にYouTube再生回数49万回を突破している。10月から彼等の20周年を祝うべくヨーロッパツアー(ラストは12月のロンドン・Wembley Arena)をスタートする。